芸術のかほり

熱心にたまごの中身を描いているパンダ女子。画面の大きさをしっかり使って、はっきりと描いていたのは「マーメイド」。

この後嬉しそうに「卵の中から、人魚姫が生まれてくるの!」と開いて見せてくれた時、私、とある名画を思い出しました。

ルネサンス期のイタリアの画家サンドロ・ボッティチェッリの作品で、「ヴィーナスの誕生」。なんでしょう、美しいものが生まれる瞬間を表現するのは洋の東西も時代も関係なく

思いつくものなのですね。素敵です。

こちらも素敵な仕掛けです。

ぱんだ組の造形教室も、「仕掛け絵本」や「グリーティングカード」に使っているのをよく見かける仕掛け。ちょっとこちらはグレードアップしているので自分で折ったり、貼ったりします。たまごを左右に軽く引っ張ると中から何かが生まれる仕掛けです。最初のタマゴに入れたヒビが細かすぎて、ハサミ仕事がとても煩雑になってしまったお友達もいましたが、みんな自分で思う様に切りました。たまごの中からは、恐竜、サメ、新型車両・・・出てくるわ、出てくるわ・・・みんなの好きなものが沢山出てくる楽しい工作となりました。

ここが口・・・。

パクパクと口が動く・・・。バースデーカードや仕掛け絵本にあるような折り目と、切込みでできた一部分を持つ画用紙を使ってお絵かき。

パクパク動く部分をくちばしと思う子、お口と思う子色々います。そしてそのくちばしや、口を持つのは誰だ?  ひよこ、あひるの鳥を連想するお友達、結構大きく開くからお化けや、ユーレイと思う子。そんな話をしながら目を描いたり、鼻を描いたり、顔の輪郭体の線を描いていくと・・・。それぞれのお友達の相棒ができあがり、口があると、口をパクパクされると、手を入れたり、クレヨンを食べ物に見立てて食べさせてみたくなるよね。

 

さぁ! 仕上げです!

きりんぐみの本日の造形教室は、先週からの引き続き・・・。「平面」の待ちの地図に、立体的な建物や、ランドマークが並びます。

どんな街に進化していくか・・・。 自分で考えて色々なものをカラー画用紙から切り出して建てていますが、思う様に建たない、思う形にまとまらない・・・そんなときは講師に相談してアドバイスをもらいます。そこで解決できるお友達、解決したところからさらに斜め上に飛び上がるような進化をしようとするお友達・・・いつまでも制作し続けていられそう・・・そんな楽しい時間です。